「太っているのは自分のせい」と悩んでいませんか? 血糖値と内臓脂肪の関係
こんにちは、豊中市・清光クリニック・院長の久堀です。健康に関心の高い方で「血糖値」に注目している方も多いと思います。実は、日本糖尿病協会(JADEC)から「肥満を糖尿病の前段階」と位置づけ、肥満に対する偏見をなくしていこうという指針が発表されました。今回は、この最新の知見に基づき、なぜ今「少しの体重増加」に注意が必要なのか、そして私たちが大切にしている「患者様に寄り添う医療」についてお話しします。
肥満は自己管理不足という「誤解」
健康診断の結果を見て、「肥満」を指摘され、自分を責めてしまう方は少なくありません。世間にはいまだに「太っている=自己管理不足」という偏見がありますが、これは大きな間違いです。身長と体重の割合からBMIを計算し、25以上であれば肥満となります。しかし、BMI決定要因の70%は遺伝的要因との報告があります。さらに、生活環境やストレスなど、個人の努力だけではコントロールしきれない多くの要因が絡み合っているのです。
怖いのは見た目ではなく「内臓脂肪」
なぜ、少しの体重増加が血糖値に影響するのでしょうか? 鍵を握るのは、お腹の奥に溜まる内臓脂肪です。内臓脂肪は、ただ蓄積されるだけでなく、血糖値を下げるホルモン(インスリン)の効きを悪くする物質を放出します。
・皮下脂肪:つまむことができる脂肪。エネルギーの備蓄庫。
・内臓脂肪:臓器の周りにつく脂肪。血糖値を乱す原因の一つ。
日本人は欧米人に比べて、内臓脂肪がつきやすく、インスリン分泌能が低いことから、血糖値が上がりやすい体質を持っています。“少し太ったかな?”という段階で、すでに体の中では血糖値が上昇している可能性があるのです。
忙しいからと後回しにする「リスク」
仕事や家事で忙しい毎日、ついつい自分の体のことは後回しになりがちです。しかし、糖尿病は「自覚症状がないまま進む」のが一番の怖さです。早期に介入することで、将来の血管へのダメージや合併症を防ぐことができます。早い段階なら、少しの食事の工夫や、自分に合った対策を知るだけで改善しやすいですが、時間が経つと、血管への負担が蓄積し、より本格的な治療が必要になるリスクが上がります。「まだ大丈夫」ではなく、「今、自分の体の状態を知る」ことが、10年後の自分を守ることにつながります。
豊中市の清光クリニックにご相談ください
糖尿病専門医として、数多くの患者様と向き合ってきました。「まずは検査だけ受けてみたい」「健診の結果について相談したい」といったお声も大歓迎です。
・専門医による適切な診断
・一人ひとりのライフスタイルに寄り添ったアドバイス
・無理のない健康管理のサポート(当院には保健師や栄養士も在籍しています)
豊中駅周辺の当院で、あなたの健康のパートナーとして寄り添います。まずは、肩の力を抜いてお気軽にお越しください。

