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肺炎球菌ワクチン、新しいステージへ!!

[2026.04.19]

こんにちは、豊中市・清光クリニック院長の久堀です。今回は、2026年4月から大きな節目を迎えた「高齢者の肺炎球菌ワクチン」について、大切なお知らせがあります。肺炎は今や日本人の死因第5位であり、肺炎により亡くなる方の98%以上が高齢者という、決して軽視できない病気です。

なぜ「予防」が大切なのか?

肺炎の恐ろしさは、単に「命に関わる」ことだけではありません。
1.認知症リスク:高齢者の場合、肺炎の発症により将来的な認知症リスクが2倍以上に高まるという報告があります。
2.体力の急激な低下:元気に社会活動をしていた人でも、肺炎入院後に自宅に戻れるの は約7割、医療・介護関連肺炎の場合はわずか2割にとどまると言われています。たとえ治ったとしても足腰が弱まり、そのまま寝たきりや要介護状態になるリスクがあります。
3.心筋梗塞などのリスク:肺炎にかかると、心筋梗塞などの心血管疾患のリスクが10年間にわたって上昇するという研究データもあります。

つまり、ワクチンで肺炎を防ぐことは、あなたの「健康寿命」を守ることに直結するのです。
市中肺炎の原因菌の約20~30%は肺炎球菌であり、死亡原因菌の内訳でも肺炎球菌が最も多いため、欧米諸国での高齢者の肺炎球菌ワクチン接種率は60〜70%台ですが、残念ながら日本では約20〜50%程度と低い現状があります。

2026年4月、定期接種の肺炎球菌ワクチンが変わりました!

これまで公費助成(定期接種)の主役だった「23価多糖体ワクチン(PPSV23:ニューモバックス)」に代わり、「20価結合型ワクチン(PCV20:プレベナー20)」が定期接種の対象となりました 。

豊中市【高齢者の肺炎球菌予防接種のお知らせ】
https://www.city.toyonaka.osaka.jp/kenko/kenko_hokeneisei/yobosesshu/koureisha_yobosesshu/koureisyahaien.html

新しいワクチンのメリット

1.免疫が長続き:従来のワクチンに比べ、長期的な免疫効果が期待できます。
2.適切なカバー範囲:従来のワクチンではカバーできない、近年流行している肺炎球菌のタイプ(血清型)に対応しています。

あなたはどのタイプ?接種の考え方

現在の指針では、以下のような推奨となっています。
●今年65歳になる方(未接種の方):公費助成(定期接種)が受けられる「PCV20」をお勧めします。
●すでに過去にワクチンを打ったことがある方:前回の接種から時間が経過している場合、追加の接種(任意接種)が可能です。どのタイミングで何を打つべきか、お一人おひとりの状況に合わせてアドバイスいたします。
●66歳以上で、まだ打っていない方:さらに多くの型をカバーする「PCV21:キャップバックス」という選択肢もあります。費用や効果のバランスを一緒に考えましょう。

かかりつけ医としてお伝えしたいこと

「自分は元気だから大丈夫」と思っていても、肺炎球菌は知らぬ間に体に侵入し、基礎疾患がある場合は急激に悪化することもあります。当院では、皆さまが住み慣れた豊中で、一日でも長く元気に自立した生活を送れるようサポートしたいと考えています。「あの時打っておけばよかった」と後悔する前に。 接種のタイミングや、過去の接種歴による相談など、診察時にぜひお気軽にお声がけください。

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