痛風だけではない、尿酸値管理の重要性
[2026.03.01]
こんにちは、清光クリニック・院長の久堀です。
尿酸値が高いと「痛風(足の指などの激痛)」になるイメージが強いですが、実はそれだけではないことが、最近の海外の研究で発表されていましたので、お話させていただきます。
尿酸値と、心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクの関係
イギリスのノッティンガム大学などが行った約11万人を対象とした大規模な調査(2026年1月発表)によると、以下のことが分かってきました。
- 尿酸値を下げることで心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクが低下
尿酸降下薬を飲み始めて1年以内に、尿酸値を「0mg/dL未満」に下げられた人は、下げられなかった人に比べて、5年以内に心筋梗塞や脳卒中などを起こすリスクが低くなっていました。 - 尿酸値が低いほど効果的?
さらに一歩進んで「0mg/dL未満」まで下げられたグループでは、リスクが23%も低下するという結果が出ています。(一方、尿酸値が低すぎると、逆にリスクが上がるという報告もあります) - もともとリスクが高い人ほど恩恵が大きい
もともと血圧や血糖値が高く、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高い人ほど、尿酸値を下げることによる予防効果が強く現れる傾向がありました。
なぜ尿酸値の管理が大切なの?
尿酸値が高い状態が続くと、血液中の尿酸が結晶となり、関節にたまると「痛風」を引き起こします。この結晶や、高尿酸血症にともなう酸化ストレスなどが動脈硬化の原因の一つと言われています。今回の研究結果は、「尿酸値を下げることは、単に足の痛みを防ぐだけでなく、命に関わる心筋梗塞や脳卒中のリスクを下げる」という可能性を改めて示しています。
自分の尿酸値を知ることから始めましょう
「痛くないから大丈夫」と放置せず、まずはご自身の数値を把握することが大切です。
当院の健康診断では、オプションとして尿酸値の測定を追加することが可能です。(+330円)
事前の申し込みが必要ですので、お気軽にお電話ください。
「最近、健診を受けていないな」「尿酸値がどうなっているか気になる」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

